ご挨拶

沖縄県漁業無線協会の移転事業の完了に伴い本協会の沿革及び概要の発刊にあたりご挨拶を申し上げます。
本県の漁業は、昭和30年代において遠洋まぐろ、南方かつお漁業等が盛な時代でありましたが、漁船の航海、操業の安全、安否の確認、また、漁獲物の効果的流通情報の確保が難しい状況となっておりました。先人たちは、その問題解決のために約3ヵ年の歳月をかけ沖縄県全域を網羅した漁業無線局の開設に努められたのでありました。
特に琉球遠洋まぐろ協会、那覇地区漁協が中心となって本協会は、昭和37年1月17日に会員26名の先人等による琉球漁業無線協会の設立総会の開催で産声を上げ、今日まで、電波の公平且つ能率的利用を確保し、一般公共の利益を増進するために会員が共同して漁業海岸局及びその他の電気通信施設の設置及びそれに付帯する事業を行い漁業無線通信の継続的発展と水産業の振興に取り組んできたところであります。
その業務におきましては、漁船の航海及び操業の安全確保と漁業者の生命と財産を守るため昼夜を問わず、通信士は、設立当初から1日たりとも休むことなく、業務に取り組み今日に至っております。
本協会が誕生してから45年の紆余曲折の歴史の中で維持発展してきたことは、先人の英知と並々ならぬ努力の結晶であり、また、国、県をはじめとする行政機関及び関係団体のご支持ご支援の賜物であり深く感謝申し上げます。
会員並びに役職員一丸となって初期の目的を遂行し、希望の未来を目指し、日々の業務を推進していく所存であります。
むすびに、皆様のなお一層のご健勝とご多幸をお祈りするとともに、今後とも変わらぬご支援ご鞭撻をお願いいたしましてあいさつといたします。

平成18年3月3日
社団法人 沖縄県漁業無線協会
会長 金城宏